モニター越しの、そこにいるあなたへ。
2016.03.07 Mon
長崎には中華街があり、2月はちょうど中国のお正月、春節にあたりますので、それに合わせて町じゅうにこうした灯篭が飾られるお祭りが開催されていました。
和紙から漏れ出す独特の柔らかい明かりの数々が幻想的で、夜のお祭りの中に居るといつの間にか知らない世界に迷い込んでしまったようです。
長崎は遠いですが、機会があれば是非その目でご覧になっていただきたいです。
秋の国慶節の際もこんな感じのお祭りがあったと思います。
龍踊り(じゃおどり)を間近で見ることができました。
龍が登場すると太鼓や小鐘が打ち鳴らされ、玉を追いながら近くの中華料理店へ入って行きました。
龍踊りもちょっと調べてみると面白いです。
こんな風に、町じゅうに大きな灯篭がいくつも飾られています。
そして、この満月と、薬を搗くうさぎの形の灯篭の裏には……
玉兎迎春嫦娥奔月(ぎょくとげいしゅん じょうがほんげつ)
と書いてあります!
これは嫦娥!
調べてみると、これは2011年のうさぎ年だった時のメインオブジェだったのですね。
正面に天女のような女性がいたので、それが嫦娥のようです。
このランタンにはこんな説明が付いていました!
不老不死の薬の悪用を防ぎ、大切な人、民衆のために我が身を
犠牲にし月に昇った嫦娥とその手に抱かれた兎。
月の女神となった嫦娥の夫や故郷を想う気持ちが
満月の美しさをきわだたせます。
兎は天帝によって玉兎となって不老不死の薬を
杵でついて作っているといいます。
【中秋節お月見の伝説】
実際にこうしたものを見掛けると感動しますね。