モニター越しの、そこにいるあなたへ。
2012.02.27 Mon
そしてもう一枚、その方がご病気をされていたということなので、ずっと健康が続くようにと願いを込めて、永琳を描きました。
ゲルインクのボールペンで、ミニ色紙に描かれています。
何年ぶりかにペンで絵を描いたものですが、存外昔より上手く描けました、
かつて、
中学~高校生の頃は、私はペンで絵を描くのがとても苦手で、それで筆に走ったくらいのものです。
ペンで描いたことによって、筆や切り絵のタッチとは、また違った形を作り出すことができました。
切り絵には切り絵の、筆には筆の、ペンにはペンのタッチ、それぞれの画材の持ち味。
それぞれの画材には、それぞれの画材にしか出し得ないタッチが確実にあります。
その画材でないと、いけない理由。
他の画材では、それが描けない。
その線を「描けない(引けない)」、というよりは、「その線を、その形を作り出せない」のです。
(それはアナログ画材だけでなく、CGにもいえることです)
出来上がった線をそのままになぞることは出来ます。しかし、まさにその線を、まっさらな白いゼロから生み出せるか、というのは全く別の話なのです。
絵の巧拙、画材の種類に関わらず、それこそが、本当に大事なことだと私は考えています。
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そしてこの絵に、私はなにか文字を入れたい、と思いました。
とても考えて、この永琳に、こう添えました。
「いつも笑顔で」
と。
いつもいつも元気で、なくてもいいのです。
いつも笑顔で、
いつも笑っていていてください。
それと同時に、
私もいつも笑顔で、います。
一人でも、周りに誰もいなくても、きっと微笑みを、作ることはできます。
私もきっとその時に、笑顔でいますから